FXでトレードをしていると見聞きすることも多い、リスクオン・リスクオフという言葉。
投資の世界で使われている、この言葉の意味について紹介します。
FX投資 リスクオン リスクオフとは
リスクオンとリスクオフ、それぞれを簡単に説明すると、
- リスクオン:リスクを好んで選んで取っている状態(高い収益性を見越して)
- リスクオフ:リスクを好まないで回避している状態(リターンは低くても安全な金を買うなど)
このような状態にあることを示しています。
リスクオンとリスクオフ、FXでトレードする際にどちらが良くてどちらが悪いという事はありません。
投資家の心理がどちらに向いているのか、ということを知っておくと良いです。
FX投資 リスクオン
FX投資においてリスクオンの相場は、リスクのある通貨が買われている状態になります。
新興国通貨や高金利通貨、資源国通貨に資金が流れるのも、リスクオン相場の際に起こることです。
通貨を具体的にいうと、
南アフリカランドやトルコリラ、メキシコペソや豪ドル、カナダドル。
ユーロや英ポンドも、リスクオンで買われることの多い通貨です。
FX投資 リスクオフ
リスクオフの相場は、リスクオンとは逆の状態。
リスクのある通貨を売って、国際的な信認が厚く流動性が高い、日本円や米ドル、スイスフランが買われる動きが出ます。
有事のドル買い。
という言葉は、外国為替取引で格言のひとつのようにもなっているほど。
(コロナ禍後の相場では、リスクオンで米ドルが売られる、少し変わった状況になっていますが)
また、強力な悪材料をきっかけに、FXの相場ではセリングクライマックスと呼ばれる大暴落のような状況になることもあります。