自分にあった取引スタイルを実践するためにも、運用方法の違いとそれぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
FX 運用方法
レバレッジを効かせることができるので、運用方法によらず少額からでも始められるFX。
EA(自動売買ツール)などを利用しないとして、FXでは短期と長期の2つの運用方法を取ることができます。
うまくトレードできていなかったり、勝てるイメージがわかない場合は、自分がどちらの運用方法でFXでお金を稼ぎたいのか考えてみるのも良いかも。
短期と長期の2つの運用方法にあるそれぞれのメリットとデメリットを把握し、安定した利益を獲得していきましょう。
※当然、資産は多いほうが、短期運用でも長期運用でも、FXでの取引を有利に行う事ができます。
FX 運用方法 短期取引
為替差益を狙うことによって利益を得るのが、FXの短期取引の運用方法。
秒単位や分単位の取引をするスキャルピングや、長くても1日で注文から決済までを完結させる短期取引スタイルは、チャンスに合わせてコツコツと利益を積み上げることが可能です。
トレードが上手くないと逆に損を重ねてしまうことにもなりますが、短期取引の場合は含み損を抱えたままハラハラしながら過ごすということはなく、精神的に安定した状態でFXの取引をすることができます。
短い時間の間で為替差益を狙うため、ポンド円やユーロ円といった、レートが動きやすくてスプレッドが狭い通貨を扱うのがおすすめです。
FX 運用方法 長期取引
長い目で見て為替差益を狙いつつ、銀行の外貨預金の金利による利息のようなFXのスワップポイントも狙った取引が、FXの長期取引の運用方法。
数週間ポジションを保有することを前提としたスイングトレードや、数年単位でポジションを保有する長期取引では、チャートに張り付いていなくてもスワップポイントで毎日一定の利益を得ることができます。
ただし短期取引と違い、長期取引では含み損を抱えたままの時期が出てきたり、損失の幅を多く与えておくことになりますので、ギリギリの資産で行うと精神的にきついです。
長期運用をしていた通貨で急激な為替変動が起こり、耐え切れなくなって大きな損失を出す人もいます。
また、スワップポイントを目当てに保有している通貨の為替相場がどんどん下がり、スワップポイントを受け取ってもマイナスにしかならないという状況も。
FX 運用方法 まとめ
少ない資金で大きな利益が期待できる一方、FXでは反対に大きな損失が発生する可能性もあります。
たとえば年率20%のような成果を期待するなら、相応のリスクを取った運用が求められてきます。
短期取引で運用するのか、長期取引で運用するのかといった運用方法は、自分の求める成果と失っても構わないと思える資金を、天秤にかけて相談してみると良いです。
短期でも長期でも、リスクを抑えて成果を焦らずに積み上げるのであれば、実効レバレッジは2倍〜多くても2.5倍程度になるように、ポジションを控えることをおすすめします。
経験を重ねて、
イケる!
と思った時だけポジションを増やすなど、安全に資金を運用する方法はおすすめです。