さまざまな取引スタイルや手法がある、と思われることもあるFX。
実はとてもシンプルで、
順張りするのか逆張りするのかという手法に、ポジションを決済するまでの期間という取引スタイルが組み合わさるだけです。
FXの取引スタイルの種類と、それぞれの特徴を紹介します。
FX 取引スタイル
FXの取引スタイルは、大きく4種類に分けられます。
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- 長期トレード
FXで自分に合った取引スタイルを見つけるために、短期取引と長期取引による、運用方法の違いについては知っておいてください。
→ FX 運用方法
FX投資に使うことのできる資金や、求めているリターンとリスク、自分の生活スタイルによって向き不向きはありますが、どの取引スタイルが優れているとか劣っているとかはありません。
スキャルピング
スキャルピングとは、その時々の値動きで何度も売買を繰り返し、利益を生み出す方法です。
数秒から長くても数分で1回の取引を完了させるため、世界の情勢や扱う通貨を発行する国の情勢を分析することはあまり関係ありません。
スキャルピングに取り組むぞ。
という期間に、チャートを見続けることができれば、スキャルピングは可能です。
デイトレード
デイトレードとは、早ければ数十分から長くてもその日のうちに、取引を完了させる方法です。
たとえば、
値動きを予想し朝にエントリーして、昼に利益を確定させる。
夕方にエントリーして、寝る前に利益を確定させる。
という取引スタイルです。
ポジションを持っている間、相場の値動きが予想と逆に動く場合もあるため、為替相場の状況は定期的に確認をする必要はあります。
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間ポジションを維持してから決済を行うトレード方法です。
簡単にいえばデイトレードの期間が長いスタイルで、ポジションの保有中に含み損になる可能性もありますが、トレンドに乗っていくことで利益を大きくあげることが可能です。
ただし、トレンドが逆転したことに気づかず、そのままポジションを保有していると大きな損失を出してしまうため、為替相場の状況は1日に数回は確認することがおすすめです。
長期トレード
長期トレードとは、数ヶ月から、数年ポジションを維持し、為替差益とともにスワップポイントも狙って売買するトレード方法です。
長期トレードを簡単にいえば、スイングトレードの期間が長いスタイル。
中長期的なトレンドを見極めてエントリーするため、為替相場の状況は1日に1回程度の確認で十分。
リスクとしては、為替相場の変動で証拠金不足となってしまい、強制ロスカットでポジションを維持できなくなると、資金をほとんど失ってしまうことがあります。
FX 取引スタイル まとめ
短期での取引スタイルの狙いは小さな値動き、長期での取引スタイルの狙いは大きな値動きと、取引スタイルによって狙うリターンとリスクの大きさが異なります。
自分のFXに使える資金力や為替相場をチェックできる時間などを考慮し、FXで最初の取引を行うまでには、取引スタイルをある程度は決めておきましょう。
FXの長期トレードはチャートに張り付く必要もなく、深い知識がなくても始めやすいですが、デイトレードやスイングトレードを試してFXの知識や経験をつけるのも、長い目で見るとおすすめです。