FXで大損を防ぐ方法の1つである、損切り。
損切りの目安や損切りラインの決め方、もしも損切りしないとどうなるのかを紹介します。
損切り FX
損切りとはストップロスとも呼ばれ、自分の予想と為替レートの値動きが異なり含み損になったポジションを、決済をして損失を限定するための行為のことです。
自ら損失を出す決定を下すのは嫌だけど、勝って当然負けても当然なFX投資で、損切りは必要不可欠なスキル。
為替相場のレートは必ず戻ってくる保証もなく、大暴落の危険性すらあります。
含み損を抱えたまま損切りせずにポジションを塩漬けで持ち続け、最終的に強制ロスカットとなるとほとんどの証拠金を失うことに。
これは最悪のケースですが、FXでは十分に可能性としてあることです。
損失を最小限に抑え、投資のチャンスを増やすためにも、ポジションを持つ際には逆指値注文を必ず入れるなど、損切りのルールを決めて損切りする用意をしておきましょう。
損切り FX 目安
FXの損切りの目安は、トレードスタイルによっても違うし人それぞれ。
何%が損切りの目安です。
とはいえないのですが、一般的に損切り幅は「利食い幅の半分以下」と言われることが多いです。
とはいえ、通貨ペアによっても、利用する口座が海外FX口座なのか国内FX口座なのかでも狙う利食い幅も変わりますので、pipsの値にこだわらないようにしましょう。
海外FX口座はハイレバレッジ、かつ必要証拠金が少額で済んだり追証も発生しないため、国内FX口座と比べて緩い基準で損切りラインを設定することもできるので。
損切りラインの決め方
スキャルピングなら5pips、デイトレードなら10pipsというような固定のpipsではなく、テクニカル分析で損切りラインを決めることをおすすめします。
損切りラインを決める基準は、
たとえば、エントリーポイントを決める際に引いた、チャートの画面のサポートラインを目安にしたりします。
サポートラインは相場の変わり目ですから、明確な損切りポイント。
損切りしたら反転ばかりして、損切り貧乏になってもったいないだけ!
という場合は、自分のエントリーポイントが間違っている&損切りの設定が間違っているということです。
損切り FX しない
ポジションの何年もの長期保有前提で、明確な資金管理の元に損切りはしない。
という作戦で、強制ロスカットにあってポジションを失わないように、レバレッジを低くエントリーするなら戦術としてありです。
ですが、損切りのルールを決めたのに、
もしかしたら取り戻せるかも。
と、ズルズルと損切りできないのはまずい。
損切りのタイミングを逃して含み損を持ち続けると、FXの場合はレバレッジが効いていますので、損失を膨らませるだけ膨らましてえらい目にあいます。
しっかり損切りして損失を限定することで、またトレードすることができますし、そのトレードで今度は損失を回復させることも可能です。
また、
ちゃんと損切りしてたら、損切りばかりで資金を溶かしてばかりの状況になるから損切りしない。
というのは、完全に間違ってます。