大金を失うことになるから、手を出さない方が良いと言われることもあるFX。
FXが危険な理由やリスク、ほんとに危険性のある投資なのか紹介します。
FX 危険
FXはギャンブルみたいなもので、多額の借金になることもある。
という、マネーゲームのイメージを持たれることもある、FX投資。
FXはリスクが高いから危険だと言われることもありますが、ハッキリ言って、それはFXに取り組む人によって違います。
簡単に言えば、リスクを大きくしてFXに取り組むのか、リスクを抑えてFXに取り組むのかだけの違いです。
FXは勝てない!
(無知のままでやったけど)
という人も多いのが残念ですが、FXは正しい知識を持っていれば、なにも危険ではないです。
FX 危険性
たとえば、FXでもレバレッジをかけない(レバレッジ1倍)で取引を行えば、外貨預金や外債と同じリスクです。
レバレッジ1倍は、つまり両替と同じ。
しかもFXの場合は、外貨預金や外債と違い満期もなく、手数料が圧倒的に安いです。
もちろんレバレッジをかけれるのはFXのメリットだし、上手に使えば稼ぎを大きくすることもできるFXの強みです。
でも、
FXだから、レバレッジをかけてこそ!
というイメージ、
勝手に自分の中で持ってませんか?
レバレッジは常に使わなくても良いし、自信のある時にうまく利用すれば良いだけです。
最初からポジションを大きくするから危ないわけで、大事なのは自分の資金力を念頭に、リスクをなるべく排除しながらトレードすること。
そうすれば、FXでよく言われる危険性は、当てはまらなくなります。
実効レバレッジ
国内FX口座では最大25倍、海外FX口座では最大1,000倍というレバレッジを使うことができますが、これは何も、常に25倍や1,000倍のポジションを持つことになるわけではありません。
最大のレバレッジというだけで、実効レバレッジとは違います。
ですから、実効レバレッジを確認して、ポジションを持ちすぎていないかチェックすることは大切です。
ちなみに実効レバレッジとは、預けた資金(有効証拠金)の何倍の取引をしているかというもの。
たとえばドル円の通貨ペアを扱うとして、
レバレッジが25倍でも、1,000通貨(1,000ドルの取引の意味)しか取引してなければ、4千円の投資金(1米ドル100円として)で10万円分の外貨を運用していることになるので、何百万円も損することはあり得ません。
同じように、レバレッジが同じ25倍でも、10万通貨の取引をすると、40万円の投資金で1,000万円分の外貨を運用していることになります。
FX 危険 理由
- FXはレバレッジによる取引が危険
- FXは借金をしてしまうリスクがある
- FX業者が倒産して、預けた資金を失うリスク
- 急激な為替変動がある可能性に対するリスク
FXに関して、このようことがあるので危険だと言われることがありますが、この危険理由は全て自分で回避、あるいは最小限にすることができます。
FXはレバレッジによる取引が危険
上記で紹介したように、FXでは実効レバレッジというものがあり、レバレッジは自分でコントロール可能です。
ハイレバレッジによる取引が危険だと思うなら、レバレッジを低くポジションを取れば良いだけです。
FXは借金をしてしまうリスクがある
強制ロスカットという仕組みがあるため、FXで借金する可能性はほとんどありません。
(国内FX口座を利用していて、強制ロスカットが間に合わなかった場合は追証によるロスカットが発生)
FXで借金をするほとんどの理由が、ロスカットを避けるために借金をして追証を繰り返すからです。
または、次こそは勝てる!
と思い、借金をして再びFXでトレードをして、またロスカットで資金を失う。
というループでしょうか。
FX業者が倒産して、預けた資金を失うリスク
FX業者が倒産して、預けた資金を失うリスクについては、国内FX業者を利用していれば心配する必要はありません。
国内のFX業者は顧客の資金(証拠金)をすべて信託保全する事が義務づけられており、もしもFX業者が破綻してしまった場合でも、投資家の証拠金はきちんと全額返ってきます。
海外FX業者を利用する際には注意が必要なリスクですが、海外FX業者でも信託保全を採用している業者もあります。
急激な為替変動がある可能性に対するリスク
為替相場は、たとえばナイアガラの滝のように、予想もしない方向へ急激に為替変動が起こるリスクはあります。
ロスカットも間に合わなくて追証するはめになったという状況も、急激な為替変動があると起こり得ますが、そのような急激な為替変動が起こる可能性のある通貨を扱わなければ良いだけです。
新興国や情勢が不安定な国の通貨をトレードしたい場合は、急激な為替変動がある可能性に対するリスクに十分に供えるようにしましょう。
FX 危険 借金
FXには強制ロスカットがあるため、基本的には入金した額しか損失がでないようになっています。
自己管理ができていれば、株式投資で信用取引するより、破産するリスクは少ないです。
FXは借金するから危険!
というのは、FXでの損を取り戻そうとして、ギャンブルのように際限なく借金までして追加入金をしてしまう人がいるから。
小さい利益をコツコツ積上げたり、損切さえしっかりしていれば大きく負ける事はなく、FXで借金はできません。
FX 危険 まとめ
FXは危険な取引ができるというだけで、それはほとんど自分でコントロールできる危険です。
たとえば、レバレッジをを1倍以下で取引すれば、破産なんてしたくてもできません。
FXに挑戦してみようかと考えているなら、宝くじやギャンブルのように一発逆転を狙うのではなく、堅実なビジネスとしてやっていくことをおすすめします。